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平行ピン新JISと旧JISについて(第44号)

今回は新旧JISの両方の商品がいまだに流通しているものとして、平行ピンをご紹介いたします。

写真1 平行ピン新JIS、左:A種、右:B種

平行ピンはJIS B 1354で規定されており、1988年のJIS改正により規格が変更されました。新JISと旧JISの規格を図1及び表1と図2及び表2にそれぞれ示します。新JISはA種とB種(C種もある)に分けられ、A種は径の許容差がm6、B種は径の許容差がh8です。形状はA種の場合一方の端面が面取りで、もう一方の端面が丸くなっていますが、B種は両側とも面取りです。呼び長さはA種、B種共全長で規定されています。

図1 平行ピン新JIS

 

図2 平行ピン旧JIS

旧JISはA形とB形があり、A形は両端面が面取りで、B形は両端面が丸くなっています。径の許容差はA形、B形のそれぞれに対しm6かh7を指定します。呼び長さは全長ではなく、肩-肩の長さで規定されています。従って、例えば平行ピン5×20の場合には新JISでは全長が20mmですが、旧JISでは22mm程度になります。「A」「B」の表記も新旧JISで意味が違いますので要注意です。
なお、弊社ではS45C(焼入れなし)、SUS303の平行ピンは主に新JISを在庫しています。

表1 平行ピン新JIS(JIS B 1354-1988抜粋)
呼び径 3 4 5 6 8
d 許容差 A種(m6) +0.008
+0.002
+0.012
+0.004
+0.015
+0.006
B種(h8)
※1
0
-0.014
0
-0.018
0
-0.022
L呼び長さ 8~
30
8~
40
10~
50
12~
60
14~
80

(※1)現行のJIS B 1354ではB種の径の許容差はh8となっていますが、弊社で扱っている平行ピンB種はh7となっています。(h7はh8の許容差内ですので規格を満たしています。)

 

表2 平行ピン旧JIS(JIS B 1354-1975抜粋)
呼び径 3 4 5 6 8
d 許容差 m6 +0.008
+0.002
+0.012
+0.004
+0.015
+0.006
h7 0
-0.010
0
-0.012
0
-0.015
L呼び長さ 6~
32
8~
40
10~
50
12~
60
14~
80

 

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