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シックスロブとトルクスの雑学(第85号)

本誌記事でスリムヘッドスクリューのリセスに「シックスロブ」が採用されているというお話がありました。この「シックスロブ」、あまり聞きなれない名称ではないかと思いますのでこの機会にご説明致します。
「シックスロブ」は知らなくても、「トルクス(TORX)」はご存じかも知れません。アメリカのカムカー社が開発した六角をもつ星形形状のリセスのことで、トルクの伝達効率が高く、応力の集中が少ないのが特徴です。
実は「シックスロブ」は、この「トルクス」の一般名称なのです。
「トルクス」は穴付きボルト(写真2)、穴付き止めねじ等に長年採用されてきました。特許の問題でライセンスがないと製造できないものでしたが、特許が終了したので誰でも製造ができるようになりました。
しかしながら「トルクス」という名称は現在でもアキュメント社の登録商標であるため、許諾なしに「トルクス」という名称が使用できません。そこで使用許諾を得ていない場合は「トルクス」の代わりに「シックスロブ」という名称を使用しています。JISで規定しているように「ヘクサロビュラ(Hexalobular)」と呼ぶこともあります。

写真2 トルクス穴付きボルト

JISではJIS B 1107でヘクサロビュラ穴付き小ねじや、JIS B 1136でヘクサロビュラ穴付きボルト(図1)等をそれぞれ規定しています。

図1 ヘクサロビュラ穴付きボルト

 

表1 JIS B 1136 ヘクサロビュラ穴付きボルト寸法抜粋
(※JISではTが付いていない)
穴の番号No.
(呼び※)
6
(T6)
8
(T8)
10
(T10)
15
(T15)
20
(T20)
25
(T25)
30
(T30)
45
(T45)
50
(T50)
A寸法 1.75 2.4 2.8 3.35 3.95 4.5 5.6 7.95 8.95

 

リセスのサイズは先頭にTを付けた数字で指定します。但し、Tが付けられていない場合もあります。穴の寸法は表1のようにA寸法という星形の先端間の長さで規定されています。
ちなみに、日本のメーカーで「トルクス」と表示しているのは、ねじメーカーでは日産ネジ、日東精工など、工具メーカーではKTCやTONEなどが挙げられます。

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