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いたずら防止ねじあれこれ(第92号)

専用工具を使用しないと取り外せないのがいたずら防止ねじです。最近では特殊形状のリセス(ドライバー穴)をもついたずら防止ねじが多く市販されています。これらを使用すると締結工具が広く一般に普及している十字穴付きねじや六角ボルトに比べ外されにくくなります。
さらに特殊構造のいたずら防止ねじもあります。前述の外せんボルトもそうですが、この他に、ノーリセスTRF(写真3)があります。これは締め付けていくと六角頭部が破断され、破断後のねじはリセスがなく一般の工具では取り外しが困難になるねじです。

写真3 ノーリセスTRF

さて、特殊形状のリセスでは上記記事のように、ペンタローブ、ヘクスローブ等があります。これらの語源はギリシャ語の数を表す接頭語でペンタ(penta、5)、ヘキサ(hexa、6)が由来のようです。ちなみに3はtri(トリ)、4はtetra(テトラ)、8はocto(オクト)です。ローブ(lobe)は丸い突起物という意味です。
このように特殊形状のリセスを持ったねじは数字を表す名称が付けられていることが多いようです。ここではその一部をご紹介します。
数字「1」
○ワンサイドTRF
締め付け時の右回転はマイナスドライバーが使用できますが、戻し回転はできません。頭部にリセスが無いので埃が溜まらず、屋外での使用に適しています。

写真4 ワンサイドTRF

数字「2」
○ツー・ホールTRF
2つ穴がデザイン的に好まれるタイプで装飾用でも使用できます。

写真5 ツーホールTRF

数字「3」
○トライウィングTRF
トライアングル穴の中では、プラス・マイナスドライバーでの左回転は空回りします。

写真6 トライウィングTRF

○トライクルTRF
AタイプとBタイプの2種類の穴形状があり、生産サイズはM3-M10までです。

写真7 トライクルTRF

※1 この記事はサイマコーポレーション様のウェブサイトを参考にさせていただきました。

 

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