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「トリーマ」とはどういう意味?(第122号)

前の記事でご紹介した、トリーマ組込みねじの「トリーマ」とはどういう意味でしょうか?
トリーマ組込みねじは、「JIS B 1187 座金組込み六角ボルト」ではトリムド形に相当します。トリムド形の頭部を製造する工程をトリーマ加工ということがあり、座金組込み六角ボルト トリムド形のことを、簡単に「トリーマ組込みねじ」と呼び始めたのではと推測します。
ところで、JIS B 1187では六角ボルトの種類をトリムド形とアプセット形に分類しています。両者の違いは、下記のように、六角ボルト頭部の製造方法の違いにあります。
トリムド形六角ボルト(写真5)は、線材を予備成型した後、六角形の穴があいたトリミングダイス(図5)を使用し、六角形に打ち抜いて、余分な部分をカットし頭部を形成します。

写真5 六角ボルト 図5 トリミングダイス

これに対しアプセット形六角ボルトは、アプセット鍛造(upset forging)で製造されます。アプセット鍛造とは、金型を使用し材料に圧力を加えて所定の形状に塑性変形させるものです。アプセット形六角ボルトは、製造上の制約で、頭上部に窪みができるのが特徴です。
金型に数字の「4」を入れておくと4マークアプセット小ねじ(写真6)、十字の出っ張りをつけておくと、十字のドライバー穴が形成され、十字穴付アプセット小ねじ(写真7)になります。

写真6 4マークアプセット小ねじ 写真7 十字穴付きアプセット小ねじ

アプセット形六角ボルトは一般的に、小ねじ類に分類され、「アプセット小ねじ」と言われることが多いです。トリムド形六角ボルトは通常、単に「六角ボルト」と呼ばれます。
呼び径は、アプセット小ねじがM3からM10までなのに対し、六角ボルトは、主として、M3からM48までの幅広い範囲の呼び径が市販されています。

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