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『ねじの働き~基礎編~』(第8号)

前回はねじの役割である測定の手助けとはどんなものな
のかを見ました。
今回は緊張の働き・小さな力を大きな力に変える働きについて見ていきたいと思います。

○緊張の働き
=ロープ・ロッド等を引っ張り、ワイヤー等の引っ張りに使われます。

代表的な商品で見るとターンバックルが上げられます。金属製の胴の両端にねじが切られており一方は右ねじ、もう一方は左ねじになっています。この胴を回転させることで両端に取り付けられたボルトが締め込まれ(あるいは緩められ)、張力を調節することができます。
形状はさまざまで、枠式両フック、枠式両アイ、枠式両ストレート、パイプ式などがあります。(写真は枠式両フックです)。弊社でもお客様の要望にお答えできるように在庫を取り揃えておりますのでお問い合わせいただければと思います。用途も様々で、フェンスで使われる細いケーブル用、建物内部のライトの吊具、また吊り橋等構造用のものまで張力の調節を必要とする幅広い用途で使われています。

 

○力を変える働き
=ねじの回転を利用して大きな物を動かす、小さな力を大きくするなどの働き。

一番身近なものとしては自動車の車載工具に使われているねじ式ジャッキがあります。ラボジャッキと呼ばれる商品もねじ式ジャッキで実験装置などと器具の微妙な調整をするときなどに使う物もあります。
作業工具では万力がよく知られています。いずれも、小さな力を大きな力に変換する用途で利用されています。
まとめるとねじの働きとして固定したり、測定工具に使われたり、移動の手助けをしたり、大きな力を生み出したりと多種多様な働きをしています。その分使い方を誤ればねじ、部品の破損につながります。
次回はねじ、ボルトの破損、破壊について見ていきたいと思います。

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