接着系アンカーの施工方法と種類について(163号)
接着系アンカーはコンクリートにあけた穴にアンカー筋を固定する接着剤です。接着系アンカーには表2のように回転・打撃型、打込み型、カートリッジ型があり、それぞれ施工方法が異なります。図3は回転・打撃型の施工方法です。 図3 […]
接着系アンカーはコンクリートにあけた穴にアンカー筋を固定する接着剤です。接着系アンカーには表2のように回転・打撃型、打込み型、カートリッジ型があり、それぞれ施工方法が異なります。図3は回転・打撃型の施工方法です。 図3 […]
ねじの巻き方向による分類で、右ねじと左ねじがあります。右ねじは、右方向(時計回り)に回すと締まるねじで、左ねじは、左方向(反時計回り)に回すと締まるねじです。 一般に普及しているねじは右ねじですが、左ねじは、日常生活では […]
前回はタップの下穴についてご紹介しましたが、今回は、タップによるねじ切りについて説明をしたいと思います。 タップというのは写真6のような、めねじを切るための刃物です。タップは様々な種類があり、主な種類は本誌第13 […]
弊社「ねじの情報サイト」https://neji-trivia.jp/にグーグル検索でアクセスされるとき、「ねじ下穴」というキーワードが結構多いようです。そこで、今回は、ねじの下穴について考察をしてみたいと思います […]
平行ピン(写真5)は図1のように部材1と部材2をボルトで固定する際に、部材同士を正確に位置決めしたいときに使用されます。図1でボルト軸部とボルト穴の隙間があるために、平行ピンがない場合には、部材1と部材2の取付 […]
前回号で、サンコータイトやタップタイト(以下代表して、サンコータイト)という名称のねじが紹介されました。これらはねじ込むことによる塑性変形でめねじを成形するセルフタッピンねじ(スレッドローリングスクリュー)の一種 […]
前記事のような特殊形状の六角穴付きボルトの製作では、市販の六角穴付きボルトの追加工で対応する場合もありますが、素材から製作する場合は、六角穴の加工がポイントとなります。 一般に量産されている六角穴付きボルトの場合 […]
前回の第155号記事で、ステンレス鋼のなかでフェライト系とマルテンサイト系は磁石につく性質があり、一般的に磁石に付かないと思われているオーステナイト系も、冷間加工を行うと部分的に磁石に付くことを述べました。 今回は、ステ […]
前述の記事でステンレス鋼のSUS410を紹介しましたので、今回は頭の整理を兼ねて、ステンレスの種類について簡単にまとめてみました。 ステンレス鋼はCr(クロム)が12%以上含まれた鉄鋼材料のことで、鉄が酸素に触れる前に、 […]
様々な機械や鉄道に使われているねじは、緩むと大きな事故に直結する一方で、定期的なメンテナンスのときにはねじを取り外す場合があり、ねじは「緩んでは困るが、必要なときには緩める必要がある」というジレンマを抱えています。 通 […]
ねじの結合は前回の記事のように、「機械的結合(以下、機械結合)」と「耐密性を目的とする結合(以下、耐密結合)」に分類できます。 耐密結合はJIS B 0203で規定されるテーパねじにより締結する必要があります。平行ねじ […]
ねじの結合の種類には「機械的な結合(以下、機械結合)」と「耐密性を主目的とする結合(以下、耐密結合)」に分類することができます。どちらも部品どうしを結合することは同じですが、耐密結合は配管や配管継手等の部品同志を接続する […]
ステンレスねじの締め付け時には、焼き付き、カジリを起こしやすいことはよく知られています。その原因として、ステンレス(SUS304)が鉄に比べて、熱伝導率が小さく、熱膨張率が高い性質を持つためであることが言われています。 […]
現在、日本で流通している六角ボルトと六角ナットの規格は1985年のJIS改正で、JIS本体規格(※1)ではなく、JIS附属書品となりましたが、いまだに流通品はJIS本体規格への切り替えが進んでいるとはいえない状況です。 […]
現在、日本で流通している六角ボルトと六角ナットの規格は1985年のJIS改正で、JIS本体規格(六角ボルト:JIS B 1180、六角ナット:JIS B 1181)ではなく、JIS附属書品となりました。しかしながら、 […]
ねじの材料と熱処理方法を指定する時の記号についての雑学です。一般的にこれらの記号はJIS等で規定されたものでなく、従来からの慣習で呼ばれている場合が多いです。 例えば、表1のS45C(H)というのはS45Cに調質(H:H […]
街中を歩いていると、取付ベース部が六角ナットで固定されている街灯等を見かけます。最近は六角ナットにカバーされているため見えないことがありますが、中にはナットがむき出しになっているものがあります。それをよく見ると写真7 […]
前回の新商品紹介の記事でフラットフランジボルトという、頭部に窪みや溝がないフランジボルトをご紹介をしましたが、今回のねじの雑学ではJISで規定された基本的な形状のフランジボルトについておさらいをしたいと思いま […]
前回は精密機器用十字穴付き小ねじ(0番小ねじ)を取り上げましたが、紙面の都合でナベ頭しかご紹介できませんでしたので、今回は、0番小ねじの規格についての雑学と0番皿頭小ねじのご紹介をいたします。 精密機器用十字穴付き小ね […]
昨今、機器の小型化により、従来よりも小型のねじを使用する頻度が増えてきたのではないでしょうか。一般に市販されている小ねじ類では「0番小ねじ」と呼ばれている、精密機器用十字穴付き小ねじがこれに該当します。 0番小ねじは、図 […]
前記事に記載の自転車用のねじCTV8-32について調べてみました。JISを調査すると自転車用タイヤバルブがJIS D 9422で規定されており、この中の附属書A「自転車用タイヤバルブのねじ」が該当する規格のようで […]
前記事でRMSという規格を初めて目にしましたので、ネットで調べてみると、JIS B 7141「顕微鏡-対物ねじ」という規格であることが分かりました。この規格は顕微鏡の対物レンズ、レボルバ(顕微鏡の対物レンズを複数 […]
プラスチック(合成樹脂)は、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂に分けられ、さらに熱可塑性樹脂は、汎用プラスチックとエンジニアリングプラスチック(以下、エンプラ)に分類されます。 汎用プラスチックは、日常品や機械部品 […]
上記記事で強度区分という用語がでてきましたので、今回は強度区分の表記について簡単に整理をしてみました。 図1は引張試験で試験開始から破断に至るまでの、ひずみと応力(※1)の関係を示すグラフです。 金属に引張方向の応力を […]
弊社ではお客様から現物のねじをお預かりし、ねじ山等を見て規格を確認することがあります。最近、私、残念ながら加齢とともに老眼が入り、肉眼でねじ山のピッチを確認しづらくなってきました。 そこで、何かよい拡大鏡がないか探して […]
前回はめねじの不完全ねじ部がタップによるねじ切り工程で生じることと、ハンドタップ先、中、上げの食付き部長さが違うことで、不完全ねじ部の長さに違いが出ることを述べました。 今回はタップのお話が出たついでに、主なタッ […]
前回は止まり穴にタップでめねじを切ると、タップの食付き部(図1)の影響で、不完全ねじ部(図2)ができることを述べました。今回はタップの食付き部の違いについてのお話です。 図1 ハンドタップの食付き部 図2 不完 […]
今回はめねじの不完全ねじ部についてのお話です。不完全ねじ部とはJIS B 0101によると「ねじの加工工具の面取り部又は食い付き部などによって作られた山形が不完全なねじ部」と規定されています。前回はおねじの不完全ねじ部に […]
今回は不完全ねじ部についての雑学です。不完全ねじ部とはJIS B 0101によると「ねじの加工工具の面取り部又は食い付き部などによって作られた山形が不完全なねじ部」と規定されています。円筒部とねじ部の境界やねじ先端部が不 […]
前記事でもご紹介したように、低頭ねじが多く使われるようになり、それに伴って、市販される低頭ねじの種類が多くなってきました。 これらの中で今回は六角穴付きねじの低頭タイプについての雑学です。 六角穴付きねじの頭部サイズ […]