管用ねじは平行ねじ(JIS B 0202)とテーパねじ(JIS B 0203)に分類することができます。JISの定義は次のようになっています。
管用平行ねじ:
管、管用部品、流体機器などの接合において、機械的結合を主目的とするねじに適用
管用テーパねじ:
管、管用部品、流体機器などの接合において、ねじ部に耐密性を主目的とするねじに適用
これらをまとめたのが表2です。現行JISでは、ねじの呼びは表2のRc、R、Rp、Gの記号の後にサイズを記入します。さらに、おねじでGの場合はねじの呼びの後に等級を記入します。(例R1/8,G1/2,G1/2A)
現在でもねじの呼びは昔から使われてきたJIS附属書と、現行JISとが混在していますので、慣れないうちは混乱します。ご注意下さい。
種類 | 区分 | おねじ/めねじ | JIS 規格 |
JIS(ISO) 記号 |
JIS附属書 記号 |
テーパ ねじ |
テーパ ねじ |
めねじ | JIS B 0203 |
Rc | PT |
おねじ | R | PT | |||
平行ねじ | めねじ | Rp | PS | ||
おねじ | - | - | |||
平行ねじ | 平行ねじ | めねじ | JIS B 0202 |
G | PF,A級 |
- | PF,B級 | ||||
おねじ | G,A級 | PF,A級 | |||
G,B級 | PF,B級 |