今回は管用平行めねじの許容差について説明します。管用平行めねじは前回説明したように、
1.平行おねじGと組み合わせる平行めねじG
2.テーパおねじRと組み合わせる平行めねじRp
があります。JISによると、1インチの場合に両者は表3のような寸法許容差になります。
平行めねじGは機械的接合に使用されるため、有効径のばらつきを小さくして、おねじとめねじの嵌めあいがスムーズになるようにし、
平行めねじRpは耐密性を確保するため、谷の径と内径のばらつきを小さくし、おねじとの隙間が生じないようにしていると考えられます。
基準寸法 めねじ(mm) |
めねじ許容差(μm) | |||||
ねじの呼び | 谷の径 | 有効径 | 内径 | 谷の径 | 有効径 | 内径 |
G1 | 33.249 | 31.770 | 30.291 | 0~ 規定しない |
0~180 | 0~640 |
Rp1 | 33.249 | 31.770 | 30.291 | -181 ~181 |
-181 ~181 |
-181 ~181 |