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コンクリート用のねじ(第54号)

コンクリートにねじ止めするときに、プラグを使用する場合には下穴径が結構大きくなってしまいます。こんなときには、コンクリート用のねじを使用すると下穴が小径で済みます(※1)。
コンクリート用のねじは各社から市販されています。サンコーテクノのPレスアンカー(図1)、ヤマヒロのビスコン(図2)などはよく目にするものです。

 

(※1)例えばサンコーテクノ製の場合、下記のようになります。
オールプラグMG-6X30P:下穴径はΦ6.0、
PレスアンカーPFV-425(外径Φ4):下穴径はΦ3.4

図1 Pレスアンカー 図2 ビスコン

ところで、コンクリート用ねじの特徴は2条ねじで、ねじのつる巻線(ねじ山)が2本あります。さらに、この2本のねじ山のうち一方は山が高く、もう一方は山が低くなっています。この鋭利な高い方のねじ山で、コンクリートをしっかりと保持し、低い方のねじ山で安定したねじ込みをします。
弊社で在庫として販売しているものは主にサンコーテクノ製のPレスアンカーです(表2)。表2に示す通り、頭部形状の種類が豊富で、材質もスチール製(シルバービック処理)とステンレス製(SUS410)がありますので、用途毎に選択が可能です。

表2 Pレスアンカーの種類(一部取寄せ品)
シリーズ 頭部形状 呼び径 材質
PPV ナベ 4.0、5.0 スチール
(シルバービック処理)
PFV 4.0、5.0、6.0
PHV 六角 5.0、6.0
PWV(図4) ワッシャーヘッド 4.0
PFV-NC(図5) 皿小頭 4.0
PP-S ナベ 4.0、5,0 SUS410
(スパック処理)
PF-S 4.0、5.0、6.0
PH-S 六角 6.0
PW-S ワッシャーヘッド 4.0
PF-NSC 皿小頭 4.0 SUSXM7

 

図4 Pレスアンカー
PWV
図5 Pレスアンカー
PFV-NC
図6 ハードエッジドライブHDC

またサンコーテクノ製でハードエッジドライブというのがあります(表3)。これはJISに準じた頭部形状(Pレスアンカーは頭が若干小さめ)を採用し、施工性、部材との収まりを向上させたものです。こちらもスチール製とステンレス製(SUS410)がありますが、スチールの表面処理がジオメット処理になっています。
さらに、外径が太く最大荷重が大きなハードエッジアンカーHEA(図3、外径10.0,12.0,14.0)というのもあります。
施工上の注意点ですが、下穴の穿孔径と穿孔深さは必ずメーカー指定のサイズにすること、最大荷重を考慮すること、呼び径4.0はドライバー(手動)で締付けること等があります。詳細はお問い合わせください。

図3 ハードエッジアンカー

 

表3 ハードエッジドライブの種類(取寄せ品)
シリーズ 頭部形状 呼び径 材質
HDP ナベ 4.0、5.0 スチール(ジオメット処理)
HDF 4.0、5.0、6.0
HDH 六角 5.0、6.0
HDW ワッシャーヘッド 4.0
HDC(図6) 薄頭 5.0
HDP-S ナベ 4.0、5,0 SUS410
(スパック処理)
HDF-S 4.0、5.0
HDW-S ワッシャーヘッド 4.0

余談ではありますが、高いねじ山と低いねじ山を持つねじを、ねじの業界では「ハイロー(※2)」という呼び名が一般的なようです。このハイローはコンクリート用のねじに限定したものではなく、例えば、野地板への吊り子止め用のJPF製「野地ハイロー(吊り子止め専用ねじ)図7」、木下地への波板止め用の「プラ波ハイロー」等その他多くの種類が市販されています。

図7 野地ハイロー

(※2)日本パワーファスニング(JPF)様のカタログによると「ハイロー」は米国ITW 社の登録商標だそうです。国内での独占的使用権は、日本パワーファスニング株式会社にあるということです。

 

 

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