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折れたねじを取る工具(第97号)

錆びたねじを取る場合は、前述のフリーズ&リリースをお試し頂きたいのですが、折れたねじを取る場合はどうされてますか?
一般的に、折れたねじを取るためには、ねじの切断面に穴をあけ、そこにエキストラクター(写真3)、または逆ねじのタップを食い付かせてねじを外すか、あるいは、穴をさらに広げ、残ったねじ山を掻き出すのが一般的かと思われます。しかしながら、この作業は結構難しく、根気のいる作業です。それはなぜかというと、
1.折れたボルトの凹凸のある断面の中心に穴をあける必要があり、これが難しい。
2.たとえ、穴をあけられたとしても、錆付き、焼付き、かじり付き等々の原因で、ねじが固着し、エキストラクターでねじを取り外せない。
3.折れた箇所が機械の一部である場合、ボルトの抜き取り作業がしにくい。

写真3 TRUSCO エキストラクターセット ラセン型

こんなとき、「クイックセンター(写真4)」があります。折れたボルトの中心に穴をあけられるツールです。折れたボルトの状況が、クイックセンターの条件とうまく合致すれば、ボルトの中心に素早く穴をあけることができます。お困りの方はぜひご検討ください。

※クイックセンターは現在販売休止となっております。(2020年時点)

写真4 クイックセンター

また、ねじが錆びついている場合は、前述のフリーズ&リリースを併用してみるのもよいかも知れません。
ちなみに、ねじの呼びとピッチ毎に、それぞれクイックセンターが必要です。
クイックセンターは結構高価なものですから、慎重に検討の上、ご購入ください。

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