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板金へのねじ取り付け方法(第105号)

板金にねじを取り付ける方法をまとめてみました。
簡単な方法ではタッピンねじ(図5)があります。下穴があいた板金にタッピンねじをねじ込むことで、ねじ山を形成しながら、ねじ止めすることができます。薄板に使用する場合はねじ山のピッチが荒い、タッピンAやタッピンB-0、B-1を使用します。

図5 タッピンねじA

メートルねじ等の一般のねじを使用したい場合には、タップを使用してねじ切りします。この場合、例えば、1㎜厚の板金にM3並目ねじ(ピッチ0.5)を立てると、ねじ山が1山程度しかできないため、ねじ強度が不足します。
従って、板金を塑性変形(バーリング)させて筒状の穴にし、ここにタップを立てます(図6)。これで必要なねじ山数が確保できます。

図6 バーリング(断面)

母材が溶接できるものには溶接ナットやCDスタッド等が使用できます。取り付けには、プロジェクション溶接(※1)やCDスタッド溶接(※2)で直接板金に溶着します。但し、作業には資格や経験が必要です。

図7 六角溶接ナット 図8 CDスタッド

溶接ができない箇所には圧入方式のセルフクリンチングファスナーがあります。代表的な商品としては、セルファスナー(図9)があげられます。図10のように、プレスによって下穴に圧入することで固定します。比較的初心者でも作業できますが、圧力の調整が不十分な場合には母材の変形やファスナーの脱落につながります。

図9 セルファスナー 図10 セルファスナーの圧入

最後に、かしめ方式によるもので、POPナット(図11)が知られています。下穴に挿入し、専用のかしめツールを使用して、板金に固定します(図12)。

図11 POPナット 図12 POPナットのカシメ

以上ご紹介したように、それぞれのファスナーには一長一短があります。施工方法によっては、ファスナ脱落等の危険も考えられますので、選定、作業条件設定には十分な検討が必要です。

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