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本金メッキとその代替品(第113号)

弊社店頭に本金メッキを施した太径キャップスクリューを展示しています。膜厚は0.1μmということで、膜厚は薄いですが、美しい黄金の輝きを放っています。

写真1 本金メッキを施したキャップスクリュー(左下はスマホ)

金色は人目を引くのでしょうか、記念写真を撮られる等、興味を持たれるお客様がいらっしゃいます。
そこで、金色のメッキにはどのようなものがあるか、調べてみました。(※)
1.本金メッキ
下地にニッケルメッキを張り、その上に本物の金を張る。錆びにくく熱や電気の良導体で、高温での酸化にも強い。装飾品、電子部品などに使用される。
2.黄銅メッキ
下地にニッケルメッキを張り、その上に銅と亜鉛の合金である黄銅を張る。黄銅は金と色合いが似ているので、これを代金メッキと呼ぶ人もいるが、金と比べ黄色ぽい。
3.代用金メッキ
下地にニッケルメッキを張り、その上に黄銅よりも銅の比率が高い銅と亜鉛の合金を張る。黄銅メッキに比べ赤みがあり、より本物の金に近い。
4.ゴールドメッキ
下地に亜鉛メッキを張り、その上に染色タイプのクロム酸によるクロメート被膜で金色に色づけしている。 代用金メッキの色合いに比べやや安っぽい感じのする色で、クレヨンの金色のような色である。
なお代用金もゴールドも、色合いとして本金メッキの代用として利用されますが、金の性質がないので注意が必要です。
冒頭のキャップスクリューは現在も弊社店頭に展示中ですので、一度見学にお越しください。ちなみに、このキャップスクリューの金の量は微量で、金銭的価値はほとんど無いようです。あしからず。

※ サンコーインダストリー殿のサイトから引用しました。

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