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ねじ山をマイクロスコープで見てみました(第138号)

弊社ではお客様から現物のねじをお預かりし、ねじ山等を見て規格を確認することがあります。最近、私、残念ながら加齢とともに老眼が入り、肉眼でねじ山のピッチを確認しづらくなってきました。
そこで、何かよい拡大鏡がないか探していたところ、工具メーカーのHOZANからお手頃な価格のマイクロスコープが市販されていることを知り、早速お試しで購入することにしました。
品番はL-KIT501(写真5)を選びました。これはカメラ、照明、レンズ、ベースが1セットになっていて、販売定価は税抜で121,000円でした。

写真5 HOZAN L-KIT501

 

使ってみると、他社で市販されている数百万円のものと比較すると、ピントの深度が浅く、ねじ山を見る場合に、1点しかピントが合わないため、鮮明さには欠けますが、角度測定や、予め基準長さを設定しておくことで、長さ測定も可能で、今後役に立ちそうな気がします。
今回はこのマイクロスコープを使って、使い方の練習も兼ねて、ユニファイねじとウィットねじのねじ山の角度とピッチを測定してみました。
写真6、写真7は、HOZAN L-KIT501でねじ山を拡大し撮影した画像です。画像左に映っているのは直尺で、1目盛が1mmとなります。予めこの直尺の目盛を基準に設定すると、画像で指定した部位の長さを測定できます。写真6がSUS製キャップスクリュー3/8UNCのねじ山で、写真7が鉄製六角ボルトW3/8のねじ山です。画像では測定結果が小さくて見えにくいので、測定値は表1に記載しました。

写真6 3/8UNCのねじ山 写真7 W3/8のねじ山

ねじの規格によると、表1に記載されているように、ねじ山の角度は、UNC(ユニファイ)が60°で、W(ウィット)は55°です。ピッチは両者共に1インチ当たり16山ですので、メートル単位に直すと、1山のピッチが1.5875mmです。実測値と規格とを比較すると、当然のことながら両者はほぼ一致し、画像で見る限りではありますが、製品が規格通り作られていることが確認できました(※1)。

表1 ねじの規格値と実測値
ねじ
種類
測定値 規格
ねじ山の角度 ねじのピッチ ねじ山の角度 ねじのピッチ
3/8UNC 60.194° 1.593mm 60° 16山(1.5875mm)
W3/8 54.872° 1.584mm 55° 16山(1.5875mm)

 

※1 市販のウィットねじで、ねじ山角度が60°になっているものがあり、厳密にはウィットでないねじも市販されています。詳細はお問合せください。

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