近年、ステンレスのねじは生地のまま使用するだけでなく、表面処理を施して、装飾・耐食・電食防止等に利用される事例が増えています。以下ではその一例をご紹介します。
1.ジオメット・ノンクロムラスパート(写真1)
高耐食、環境対応型塗装系の表面処理です。屋外使用で人気のブランドです。小径への採用例も増えています。
写真1 高耐食、環境対応型塗装系表面処理 |
2.BK(黒色)・サビナイジャン(写真2)
BKは室内用の黒色の定番です。ステンレスを酸化させることで黒色に着色。サビナイジャンは屋外用の黒色処理で新登場です。耐食性の弱さを改良し、屋外でも使用可能となりました。
写真2 黒染め処理 |
3.GB(ブロンズ色)(写真3)
ステンレス製品に熱を加えて着色します。テンパーカラーでSC-1、SC-2、SC-3、SC-4の選択ができます。
写真3 テンパーカラー |
4.Sコート(写真4)
焼き付き防止コートです。潤滑性の高いコーティングで、ステンレス製品の永遠の課題「焼き付き」を防止します。
写真4 焼き付き防止コート |
5.ORORU(オロル)(写真5)
皮膜の厚みをナノレベルでコントロールすることで、豊かな彩色を実現した「オロル処理」。美しさだけでなく、抗アレルギー、クリーンな表面で、耐食性は2倍以上あります。
写真5 ステンレスの発色技術 |
6.頭部塗装(写真6)
焼付塗装で、標準色だけでなく、調色も可能です。
写真6 頭部塗装 |
7.三価クロメート(写真7)
ステンレスに亜鉛メッキ!?身近な処理で、最近は電食防止などで利用されています。
写真7 三価クロメート |
ステンレスに限らず、この他にも様々な表面処理がございます。表面処理に関してご不明点、ご要望などありましたら、弊社までお問い合わせを下さいますようお願いいたします。