座金組込みねじは、小ねじ、ボルト等にあらかじめ座金が組み込まれているため、現場でのねじ締め時に座金を組み込む作業が不要で、座金の組込み忘れや、組込みの手間が省け、作業効率アップに効果的です。
今回は、従来品である平座金+バネ座金組込みの+ナベP=3と比較して、平座金の外径が大きい組込みねじをご紹介します。ねじの座面が大きいため、やわらかい母材に使用するときに、沈み込みを防止することができます。
写真1 +なべPD=3呼び径M5 | 写真2 +アプセットPD=3呼び径M6 |
○+ナベPD=3(SW+特寸大座金)(写真1参照)
+ナベ小ねじに外径が大きい平座金を組込んだものです。表1のように、M4とM5、それぞれで外径・厚み違いが2種類あります。
呼び径 | 組込みの平座金 | 長さ |
M4 P=3(従来品) | 外径10×厚み0.8 | 5~100 |
M4 PD=3 | 外径12×厚み0.8 | 8~20 |
外径14×厚み0.8 | 10~20 | |
M5 P=3(従来品) | 外径12×厚み0.8 | 7~130 |
M5 PD=3 | 外径14×厚み1.0 | 10~20 |
外径18×厚み1.6 | 15~20 |
○+アプセットPD=3(SW+特寸大座金)(写真2参照)
+アプセット小ねじに外径が大きい平座金を組込んだものです。表2のように、呼び径M6で、外径・厚みの違いが3種類あります。
呼び径 | 組込みの平座金 | 長さ |
M6 P=3(従来品) | 外径13×厚み1.0 | 8~100 |
M6 PD=3 | 外径14×厚み1.0 | 12~20 |
外径16×厚み1.0 | 12~30 | |
外径18×厚み1.6 | 15~20 |