様々な緩み止め、戻り止めねじ製品の中で、ナットの形状を工夫して様々な戻り止め加工を施した製品のご紹介です。
1.フランジナット(写真1)
座金とナットの一体型です。二面幅より大きな座面で接地面積が増え緩み止め効果が発生します。セレート付きと無しの2種類があります。
写真1 フランジナット |
2.くさびナット(写真2)
ねじ山の谷底に傾斜部を設けたナットです。非対称のねじ山により均一に荷重が分布することで緩み止め効果が発生します。
写真2 くさびナット |
3.タフロック/スリーロック(写真3)
六角ナットの3面を内側に傾斜させることにより、締付けトルクが増大して緩み止め効果が発生します。
写真3 タフロック |
4.スーパースリットナット(写真4)
ナット上部にあるスリットのスプリング機能によって緩み止め効果が発生します。
写真4 スーパースリットナット |
5.スカートナット(写真5)
座面側のねじ部を一部カットし、スカート状にすることでねじ部にのみ集中する力を、座面全体に分散し緩み止め効果が発生します。
写真5 スカートナット |
※ 記事内容はサンコーインダストリー様の資料を抜粋しました。