今回は強度区分8.8の六角トリーマ組込みねじのご紹介です。8.8とはねじの強度区分のことで、表1のように一般に広く流通している強度区分4.8のボルトよりも最小引張荷重が大きいボルトです。
写真1 8.8六角トリーマ組込みねじ |
4.8 | 8.8 | |
M8 | 15400 | 29200 |
M10 | 24400 | 46400 |
M12 | 35400 | 67400 |
〇特徴
1.作業効率UPにおすすめ
8.8六角ボルトにあらかじめ、平座金とばね座金を組み込んでいるので、締結時に組込みの作業がなくなります。また、組込み忘れも防ぐことができます。
2.ダウンサイズにおすすめ
サイズを一つダウンしても、引張強度はUP!ダウンサイズ、使用本数削減もできるため軽量化におすすめ!
上記以外にも強度区分10.9の六角トリーマ組込みねじでP=2(ばね座金組込み)、I=3(平座金、ばね座金組込み)等があります。詳細はお問い合わせください。
図1 8.8六角トリーマ組込みねじ図面 |
ねじの呼び (d) |
s | k | 平座金 D1×T |
ばね座金d1 (最大) |
a (最大値) |
||
基準 寸法 |
許容差 | 基準 寸法 |
許容差 | ||||
M8 | 13 | 0 -0.7 |
5.5 | ±0.25 | 18×1.6 | 14.5 | 7.4 |
M10 | 17 | 7.0 | ±0.3 | 22×1.6 | 17.5 | 8.4 | |
M12 | 19 | 0 -0.8 |
8.0 | 26×2.3 | 20.5 | 10.2 |