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ドリルねじの変り種(第53号)

今回はセルフドリリングスクリュー、ドリリングタッピンねじの変り種を紹介します。リセス(締付用の穴)、頭部形状、軸部形状に分けて紹介します。
○リセス
・四角穴
図2のように、文字通り四角い穴があいています。ここに四角ビットを差込んで、締付けます。十字穴と違い、四角穴にビットを差し込むと抜けにくいので、打込みにくい場所でスムーズに作業できます。また、カムアウト(締付時にドライバー、ビットが浮上がること)を防ぐことができるので、作業遅延を減らすことができます。

図2 ジャックポイント 四角穴付特殊フレキ

・コードレックス(QUADREX)
㈱ミヤガワの登録商標。締付穴が図3のように、四角ビットと十字ビットの両方に対応できる形状になっています。締付時には上記の特長を生かせる、四角ビットを使い、アフターケアには十字ドライバーを使用できます。

図3 コードレックスなべ

・ロックスター
LHスティックス(オーエスジー㈱とオーエスジーシステムプロダクツ㈱の登録商標)の1つで、ULR(ウルトラ・ライン穴)を建築用ねじに応用したものです。ビットからねじへのトルク伝達性をよくし、カムアウトも起こさない。塗装剥離もしにくい。

図4 ウルトラカラージャック ロックスター モドトラス

○頭部形状
・フラワーヘッド
座面のセレートと頭部側面の切り込み(図5)によりALCパネルに座ぐりし、粉を排出しながらねじ込むことができます。頭部をパネルに埋め込みたいときに使用します。

図5 ジャックポイント フラワーヘッド

・レッドピアス
ALC用タッピングねじ。図6の形状で、頭部が赤くなっています。この赤い頭が、ねじ込みトルクのトルク管理機能を持っており、ドライバーやビットで回して締付けていき、頭がねじ切れたら締付完了です(図7)。最適トルクで締つけを保証でき、脆弱な材質にも従来の打込みネイルより高い保持力を実現します。板割れもなく、薄い板にも使用できます。

図6 レッドピアス

 

図7 レッドピアスの使い方

・ノンヘッド
㈱ヤマヒロの製品で、超極薄頭のねじで驚異の0.9mmを実現しています(図8)。セルフドリリングスクリュー呼び径5(商品名:ジャックポイント)、コーススレッド呼び径4.8で製品化されています。

図8 ノンヘッド ジャックポイント

○軸部形状
・パイロット
通常のセルフドリリングスクリューのドリル刃の付け根にパイロットが設けられているもの(図9)。
図10のように、下地鋼板と上部鋼板の間にボードを挟んで取り付けるとき、通常のセルフドリリングスクリューの場合は先端ドリル部が短いので、下地鋼板に穴をあけきる前に、上部鋼板にねじ部がかかると、上部鋼板が浮き上がってきます(図10(a))。
このようなときにパイロット付のセルフドリリングスクリューを使用すると上部鋼板の浮上がりを防止できます(図10(b))。

図9 Live六角パイロット

 

図10 パイロット付セルフドリリングスクリューの使用方法

・ピアスタ・スーパーピアスタ
通常、ステンレスのセルフドリリングスクリューは切削性向上のため、材質はSUS410を使用しますが、SUS410は錆が発生するのが難点です。
これを解決する手段として、頭部と締付ねじ部は耐蝕性の優れた18-8ステンレス鋼を使用し、先端ドリル部とタッピンねじ部は、焼入れ鋼(ピアスタの場合)、あるいは焼入れステンレス鋼(スーパーピアスタの場合)を使用しています。締付ねじ部とタッピンねじ部は図11のように溶接で接合されています。

図11 ピアスタ、スーパーピアスタ

以上ご紹介いたしましたように、セルフドリリングスクリュー、ドリリングタッピンねじは一般普及品の他、あまり見かけないような様々な種類が流通しています。このような変り種のねじを一度ご使用になられて見てはいかがでしょうか。現場作業でのお困りごとを解決できるかも知れません。詳細はお問い合わせ下さい。

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