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フランジボルトの規格について(146号)

前回の新商品紹介の記事でフラットフランジボルトという、頭部に窪みや溝がないフランジボルトをご紹介をしましたが、今回のねじの雑学ではJISで規定された基本的な形状のフランジボルトについておさらいをしたいと思います。
ちなみに「フランジ」とは、ウィキペディアによると、円筒形あるいは部材からはみ出すように出っ張った部分の総称のことをいうようです。配管同志を接合するために配管の端部に取り付けられた円盤上の部品もフランジと呼びますので、それぞれの場面で、違った意味を持つようです。
フランジボルトの特長としては下記のことが挙げられます(日産ネジ殿カタログを抜粋)
1.座面の受圧面積が大きいので、座面陥没が生じにくい。
2.ボルトと座面が一体になっているので、ボルトと座金の接合面のへたりがない。
3.座金が平滑なのでトルク係数が安定し、締付力が安定する。
4.座金が不要なので、一般のボルトのように座金を組み込む手間が省ける。
フランジボルトはJIS B 1189でフランジ付き六角ボルトとして規定されていますが、市場に流通している(弊社が主に取り扱っている)ものは、JIS B 1189 附属書1で規定されている、「ISO15071及びISO15072によらないフランジ付き六角ボルト」が主となります(メーカー独自規格品もあります)。
JIS B 1189 附属書1によると、フランジの形状により図2のように(a)1種と(b)2種の2種類の形状があります。フランジ付き六角ボルト1種はフランジの上面が平なもので、フランジ付き六角ボルト2種はフランジ上面がテーパになっているものです。

図2 JIS B 1189附属書1 フランジ付き六角ボルト

JIS B 0101のねじ用語によると、1種の形状は「つば付き六角(頭)」で、2種の形状は「フランジ付き六角(頭)」と規定していますので、JIS B 0101で解釈するなら、図2(a)の1種は、つば付き六角ボルトと呼ぶのが正しい?のかもしれません。
1種と2種について、頭部のサイズを表2で比較してみました。表2によると、六角対辺やフランジ部の径は両者とも同じですが、頭部の高さkが2種の方が高いのが特徴です。

表2 JIS B 1189附属書1フランジボルト1種と2種の規格抜粋
1種 2種
ねじの呼び s dc
最大
k
最大
c s dc
最大
k
最大
c
最小
M4 7 10.5 3.6 0.8 7 10.5 4.2 0.6
M5 8 12 4.5 1 8 12 5 0.7
M6 10 14 5.4 1.2 10 14 6 0.8
M8 12 17.5 6.9 1.4 12 17.5 8 1.0
M10 14 21 8.5 1.6 14 21 10 1.2
M12 17 25 10.2 2 17 25 11.5 1.4
(M14) 19 29 13.5 1.6
M16 22 33 15 1.8

また、JISでは規定されていませんが、種類によっては、図3のような、座面に緩み止めのギザギザ(セレート)が付いた「セレート付き(S付)」があります。セレートが必要ない場合にはセレートなし(Sなし)を選択する必要があります。

図3 セレート付きフランジボルト

 

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